まるさん食堂

創業70年になるアットホームな食堂です。
温かいお食事をご用意してお待ちしております。

お1人でもグループでも、お気軽にお越しください!

基 本 情 報
【取扱商品】麺類・丼物・カレー・定食 等々
【営業時間】11:30~15:30 / 17:30~20:00
【定休日】水曜日、日曜日
【電話番号】072-761-8362
 
商店街特別コラム:阪大生が聞いてみた!
 

今回は、石橋にお店を構えて70年以上の歴史がある、「まるさん食堂」の店主、長谷川さんにお話をうかがいました。

お店は石橋駅の西口(商店街側)を出て左側に少し進んだところにあります。店頭の赤い看板が目印です。カウンター席とテーブル席が並ぶ店内で、右奥のテーブル席の裏側にはマンガが何冊も置かれています。うどんやそば、丼物や定食など、様々なジャンルのメニューが揃っています!

父から引き継いだ食堂を切り盛りする長谷川さんは、物心ついたころから父がお店で活躍する姿を見てきたそうです。自身は20代から父と店で働き始め、30代からは奥さんと一緒に食堂を切り盛りし、現在まで大切にお店を続けてきました。

昔を振り返り、「若い頃は好き勝手にやりたいことをやっていた」と長谷川さんは言います。自然が好きで、何度も計画のないままに旅に出て、沖縄の美しい海や空を楽しんだことが今でも印象に残っているそうです。ただ、父親はそんな長谷川さんを咎めることはなかったといいます。

その後、20代前半になると、親戚のもとで料理を学び、調理師免許を取得してからは、お店に立つようになりました。それからは石橋の人たちが通う食堂として、おいしい料理を作り続けています。お話を聞く中でも、おいしさを届けるために、そしてお客さんを待たせないために、いろいろな工夫を凝らしていることが分かりました。

長谷川さんは商店街での活動にも多く参加し、毎年開催している「わくわく祭り」を進めてきた1人でもあります。このお祭りでは、赤字覚悟で商店街の方々が子ども向けに夜店を開いており、特にゲームコーナーで使う道具は全て長谷川さんの手作りです。僕も何度か見たことがありますが、とても本格的なもので、商店街の店主さんが手作りしたとは思えない仕上がりでした。

「若い頃は自由に生きてきて、父親に何の親孝行もできなかった」という長谷川さんですが、”継いだお店をずっと続けているだけで十分だと思います”と僕が言葉をかけると、「それが唯一の親孝行やな」とおっしゃっていました。これからも、体調を崩さない程度に腕を振るい続けてほしいと思います。